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★令和5年度 長野県高校入試平均点発表【KATEKYO 長野県】

6月13日に長野県教育委員会の定例会で令和5年度長野県高校入試の平均点が発表されました。

☑長野県教育委員会 入学者選抜学力検査結果 リンク

◆教科別平均点

国語 55.7点(47.8点 +7.9点)
数学 51.1点(46.5点 +4.6点)
社会 56.9点(52.5点 +4.4点)
理科 54.3点(39.0点 +15.3点)
英語 45.0点(51.3点 -6.3.点)
合計 263.0点(237.1点 +25.9点)
※( )内は前年度数値

◆長野県高校入試総括

学習指導要領が改訂されてから2年目となった長野県高校入試は、従来のような一問一答形式の出題が減少しています。これまでの入試では、生徒の単純な知識を問う問題が主でしたが、現在ではより実践的な力が求められています。具体的には、日常生活の中での応用力や情報処理能力、さらには資料やグラフを適切に読み取り、自ら課題解決していく力が必要とされています。
教育委員会の結果考察によると、生徒たちの資料からの多面的、多角的な考察能力や自己表現力にはまだまだ改善の余地があるようです。入試では、単純な知識だけではなく、与えられた情報を総合的に分析し、自分自身の意見や考えを的確に表現できることが求められます。この点において、生徒たちの能力向上が必要です。
昨年の入試から平均点は『+25.9点』上がりました。平均点の上昇からは、入試内容が比較的標準的なものであったことが示唆されます。ただし、英語の難易度は非常に高く設定されており、例年100点満点を取る生徒が10人以上いるのに対し、今年はわずか2人という結果となりました。分布グラフを見ると、比較的きれいな台形型の分布が見られます。また、記述式の問題が増えたことにより、上位層にとっては難しい問題が出題され、下位層には得点しやすい問題も存在した可能性があります。
自ら課題解決していく力は、基礎がしっかり定着してから発揮できるようになります。したがって、夏休みまでの期間は、知識をしっかりと吸収し、基礎を固めることが重要です。入試に対応するためには、幅広い知識と応用力を身につける必要があります。
また、現行の長野県高校入試は今年が最後となります。中学2年生からの入試制度が大幅に変更される予定であるため、早めの対策が求められます。入試制度の変更により、新たな出題形式や評価基準が導入される可能性がありますので、これに適応するための準備をしっかりと行いましょう。

KATEKYOの各教科の分析は下記のリンクからご確認ください。

▶傾向分析2023 (国語)

 

▶傾向分析2023 (数学)

 

▶傾向分析2023 (社会)

 

▶傾向分析2023 (理科)

 

▶傾向分析2023 (英語)

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