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★令和4年度 長野県高校入試 傾向と対策(英語)【KATEKYO 長野県】

3月9日に実施された長野県高校入試後期選抜の傾向分析をしました。

最後は英語です。

 

大問構成はリスニング・総合問題・長文読解2題の4題構成。

【問1】 リスニング 配点:20点

(1) 絵を見て答える問題
(2) 短い会話問題
(3) 発表を聞いて質問に答える問題
(4) ツアーガイドの説明について質問に答える問題

出題パターンに大きな変化はありませんでした。しかし、問題数が8問から9問に増加しました。これにより、リスニングの時間が多少延びる可能性あります。リスニング時間が延びると必然的に問2以降、時間を割くことができないので、平均点が下がる傾向にあります。(3)および(4)は紙面の情報量が多いので、15秒間にどれだけ内容把握できるかがカギとなりました。2点問題が7問、3点の問題が2問になりました。
昨年同様、1度読みと2度読みの混在ではありますが、素直な問題が多く、事前に絵や選択肢を確認しておけば答えられたと思います。

【問2】 総合問題 配点:30点

Ⅰ(1)会話文の適語選択問題
 (2)会話文の単語の語形変化問題
 (3)メモをもとにした英作文問題
問題数、出題形式共に大きな変化なし。Ⅰ(2)のbが鬼門だったと思います。受け身の文であることを見抜き、かつ動詞の不規則活用を正しく書けるか語彙力が問われる問題でした。(3)はアイデアマップが読み取りにくい印象がありますが、回答方法が全文英作から部分英作に変化したことで正答率が上がりそうです。

③については所要時間の言い方=It takes~を覚えていれば解けたと思います。

 

Ⅱ(1)は英文の内容を表している絵を選ぶ問題。
 (2)はチラシ読み取る問題。

Ⅱは昨年のレシートから、チラシに変化したことで文章量が増えました。文章をしっかり読み進めていけば解ける問題もありましたが、引っかけもありました。流し読みをしてしまう受験生は得点できていないと思います。内容を把握する能力が強く要求される問題でした。

【問3】 長文読解 配点:23点

昨年の問4と入れ替わる形ので出題となりました。出題形式は、昨年の問4とほぼ変わらずでしたが、文章量が若干増え、注釈が少なくなりました。内容はストリートピアノについてです。2011年3月の東日本大震災で被害を受けたピアノに関する逸話でした。ピアノが人々の交流にどのような影響を与えたかが(7)のタイトル選びに関わっています。、内容を問うものが7問中5問となっていて、単語や文法知識を問う問題が2問だけでした。長文問題が問3になったことにより、時間配分が上手くいかない受験生がいたのではないでしょうか?

 

 

【問4】 複合文問題 配点:27点

昨年の会話文問題と同様に文章量が多く、会話文がなくなりました。また、3人の生徒によるスピーチは「物を大切にする」という共通のテーマでしたが、1人目の美緒だけ微妙に主張が違いました。その部分を読み取ることができたかがカギとなります。問3同様、内容理解がメインであり、8問中7問でした。
自由英作文は昨年に比べて、指定語数が10語以上から20語以上に増加しました。また、この英作文の問題の後に難問の(8)がありましたので時間がかけられません。英作文の配点は、8点で昨年から変化はありませんが、時間配分という点で明らかに難化したと言えます。

 

【傾向と対策】

難易度は昨年通りでした。比較するなら時間配分が上手くいったのかです。新単元の「仮定法」「現在完了進行形」は出題されませんでした。問3に長文、昨年度と同様に文法の知識を問う問題よりもそれを使って読み取り、どのように表現するのかを問う問題になっていました。教科書レベルの英単語や英文法が身についていれば英文は読めるので、あとは思考力・表現力を伸ばすためにインプットだけでなく、アウトプットをする学習をする必要があります。

表現力を問う問題を英作文メインとなっていて、内容理解の比重を大きくした印象です。文法知識が必要であることに変わりはないので、普段から「この文には、あの文法が使われている」と考えて覚えていきましょう。

 

 

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