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★令和4年度 長野県高校入試 傾向と対策(国語)【KATEKYO 長野県】

2022年03月14日

3月9日(水)に令和4年度長野県公立高校入試後期選抜が実施され、問題内容が公開されたため傾向分析しました。

今回は国語です。

 

【問一】 論説文  配点35点(昨年34点)難化

<分析>
・設問数7問(昨年7問) 記述12点分(昨年12点分)
・傾向は、”読む・書く・話す“の言葉にまつわる問題が続いている。
特筆すべき設問は、

(3)(6)段落に関わる問題が2問
(4)要約問題1問(昨年2問)→抜き出し問題
(5)(7)記述問題2問(昨年2問)
ただし、一問は25~30字(昨年70~80字)
もう一問は80~100字(昨年70~90字)

題材は昨年よりも、やや分かり易かったと思います。接続詞の例示、「たとえば」で始まる文が6か所ありました。これは具体例の始まりなので、重要な部分ではないというのが一目瞭然でした。
しかし、(4)(5)(7)などの記述問題が正答率の差に影響が出ると思われるため、設問の難易度が難化している印象です。問一だけで考えると平均点は下がるのではないでしょうか?

 

【問二】 適正的問題  配点12点(昨年16点)易化

<分析>
・設問数5問(昨年5問) 記述3点分(昨年6点分)
・傾向は、出され方に違いはあるが、身近な将来に関わる教材を通しての人とのやりとり問題。
・特筆すべき設問
(2)敬語に直す問題が1問
(4)記述問題が25~30字(昨年1問で60~80字)

 

昨年度は資料数が多かったため、読み比べ、判断するまでのタイムロスが起きやすい問題であったと想像できます。しかし、今年度は2つの場面を読み比べる問題だったので解きやすかったと思います。問二の正答率はやや上がると思います。

 

【問三】 漢字  配点6点(昨年6点) 並

<分析>
・設問数3問(昨年3問) 

 

傾向は昨年度同様の出題形式で、文章を読み誤っている漢字を1字抜き出し、同じ読みの正しい漢字を書くという形式での出題でした。昨年の傾向を踏まえ、学校で行われている総合テストや復習テストで出題されるようになりました。

 

【問四】 古文  配点20点(昨年16点) 難化

<分析>
・設問数5問(昨年7問) 記述4点分(昨年0点分)
・傾向は、毎年度ヒントの補助訳は多い。

参考として、今年度リード文有り(補助訳34)、昨年度リード文無し(補助訳36)。
・特筆すべき設問
(2)主語が同じものを選ぶ問題はすべて選ぶ
(5)記述+要約問題1問(15~25字)(会話文)

昨年度の古文・漢文の読み取り問題から古文のみの出題となりました。リード文や補助訳、そして要約文をうまく活用できれば点が取れそうな感じもしましたが、記述問題も加わり、(5)難問でしたので古文の平均点は下がると思います。

 

【問五】 小説文  配点27点(昨年28点) 難化

<分析>

・設問数6問(昨年6問)記述6点分(昨年6点分)

・傾向は大きな変化なし。昨年度との違いとしては、主人公の気持ちの変化に影響する人数が違う点です。

・特筆すべき設問

(2)表現技法問題1問

(3)語句の意味問題1問

(5)要約問題(会話文の補充)

(6)条件作文で60~70字(昨年50~70字)

 

言葉を伝えるということについてのメッセージ性のある話でした。菫さんとの会話で気づく主人公の心情を正確に読み取れたかがカギになります。条件作文は昨年度レベルと思われますが、条件の中に必要な言葉を順番通り用いるという点がむしろ答えやすくなっていると思えます。

 

 

【今後の対策】

昨年度の平均点が、一昨年度前の72.7点から57.6点と大幅に下がり、今年度との問題難易度の比較から平均点はやや下がると予想できます。

 

国語の対策は早い時期から下記の通りに取り組みましょう。

・漢字はただ覚えるのではなく、「同音異義語、類義語、対義語」などを比較しながら覚える。

・論説文と小説文の「解き方の違い」に気づき、実践練習をしていく。

・詩、短歌、俳句の「表現技法」の理解をする。

・古文、漢文の「法則」の習得と「補助訳の多い問題」で実践練習をする。

・適性的問題に慣れる。

特に今年度の問題から「要約問題」への取り組みの必要を強く感じました。加えて、条件作文の時間を早い時期から設け、問題文の中から「証拠を見つけて解く」という意識を強く持つことが重要であると考えます。

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