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★新たな公立高等学校入学者選抜制度について 【KATEKYO 長野県】
コロナ対応で検討が延期されていた、「新たな公立高等学校入学者選抜制度(第三次案)」が9月13日、長野県教育委員会より発表されました。この新制度の導入は現在小学校6年生が高校受験に臨む令和7年度の高校入試選抜より導入されます。
主な変更点は以下の4つです。
主な変更点
1,前期選抜への学力検査の導入
5教科200点満点の学力検査を実施します。出題内容は中学3年の1月までに学習する基本的な内容として、解答方式は「選択式」「短答式」が中心となります。
2,前期選抜の募集枠の拡大
前期選抜は、各高校の特色に応じた意欲や目的の高い志願者が多く集まることと併せ、新入試では前期選抜でも学力検査を導入することで、多面的・総合的に評価ができるようになることから、募集枠が拡大されます。
3,後期選抜への面接の導入
従来の「調査書」と「学力検査」とともに生徒本人からの直接情報も併せて、学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」を多面的・総合的に判断するようになります。
4,調査書の様式変更
新入学者選抜制度へ移行する上で、入学者選抜において必要な項目を改めて精査し、併せて様式が一部変更となります。
上記の変更点を踏まえた、前期選抜・後期選抜の流れは以下の通りとなります。
前期選抜
1,募集枠が拡大されます
・前期選抜募集枠が募集定員の60%以内へと変更されます(現在は50%以内)。
・特色学科(理数科、国際教養科など)は90%以内となります。
2,志願理由書が変更になります
・サイズは現行と同様A4片面ですが、現行のものより簡略化されます。
3,選抜資料が変更になります。
選抜資料は以下の4つです。
① 調査書
② 面接
③ 学力検査
④ 作文(小論文)、実技検査 ※一部の学校のみ
4,選抜方法について
・上記の①~④を用いて総合的に判断した上で合否を決定します。
・①~④の評価比重は、各高校で決定します。
後期選抜
1,募集人員について
募集人員は従来どおり、募集定員から前期選抜における入学予定者数を除いた人数です。
2,選抜資料が変更になります(全高校で面接を実施)
① 学力検査:現行同様、5教科500点満点(各教科100点)です。
② 調査書:教科の成績については、現行同様学力検査点との相関図を作成して判断材料となります。
③ 面接:人員配置や時間的な面など、確実に面接を実施できる体制を整えることができる高校は「対面による面接」を実施します。「対面による面接」を実施することが困難な高校については「紙上面接」とします。※紙上面接用の面接シートは「全県共通」のものとし、事前公表となる予定です。
④ 作文(小論文)、実技検査 ※一部の学校のみ
3,選抜方法について
・上記の①~④を用いて総合的に判断した上で合否を決定します。
・①~④の評価比重は、各高校で決定します。
4,再募集・追加募集について
・再募集は現行どおり、募集定員から入学予定者数を除いた人数で募集します。
・追加募集(再募集後、なお入学予定者が募集定員に満たなかった定時制高校で行われる募集)については、再募集に統合します。
正式決定までのながれ
来月全県で説明会を開催し、新たな長野県公立高等学校入学者選抜制度を決定となります。
また、「入学者選抜要項(案)」、「学校別実施内容(案)」、「前期選抜問題例」を令和4年度中に公表する予定です。
詳細は教育委員会のHPをご確認ください。
◆長野県教育委員会 新たな公立高等学校入学者選抜制度について リンク
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