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長野県立高校 新選抜制度 2024年春へ延期【KATEKYO 長野県】
1月16日に行われた長野県教育委員会の定例会の中で、当初2022年春に実施するとしてきた長野県立高校の新しい入試制度について2024年春に延期すると発表しました。また、昨年公表した新制度案(第二次案)の内容も見直し、本年の9月に改めて公表することとなりました。
現在の学校教育は、中学・高校ともに新学習指導要領の移行期間となっていて、中学校での全面実施は今の中学1年生が3年生徒となる2021年度(令和3年度)となっています。また、今の中学1年生が高校1年生になる2022年度(令和4年度)からは、高校でも新学習指導要領が実施となります。そのことから、長野県教育委員会としては、2022年春に入学者選抜の新制度導入が望ましいと考え準備を進めてきました。
当初、昨年2019年12月に新制度を正式決定し、各県立高校の入試内容を2021年9月に公表、その半年後の2022年春に新制度入試を開始する予定でした。しかし、このスケジュールだと『各県立高校の入試内容を把握してから実際に入試を行うまでの期間が半年しかない』ことから準備期間が足りないという意見が教育関係者や保護者から多く出ていたため、今回の決定に至ったものと思われます。
今度の導入スケジュールは以下の通りとなっています。
2020年1月 :新制度の導入延期及び今後の対応方針を公表
2020年9月 :新選抜制度の内容発表
2020年9月~:説明会の実施
2021年2月 :新選抜制度 決定
2021年 :新選抜要項・学校別実施方法・前期選抜問題例 公表
2024年春 :新県立高校入学者選抜 実施
2024年春は現在の小学校5年生が中学3年生になる年です。
現在の小学校5年生や、その保護者の方にとっては今回の公表は少々不安なものとなってしまいました。しかし、今回の変更によって準備する時間は十分に用意されているため、それほど心配されなくても大丈夫です。
現在、移行期間に入っている新学習指導要領では、新しい時代に生きる子どもたちに必要な力(学力の3要素)を3つの柱として重視するものとなっています。学力の3要素とは「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」を指し、その3要素を育むために学校では授業方法や学習方法の変更を行っています。県立高校受験も新学習指導要領の導入に合わせ、年々傾向が変わってきています。
その傾向も、お子さんが中学3年になってから調べるのと、今から高校受験を意識し調べるのではだいぶ差が生まれます。そのため、現小学校5年生の保護者の皆さんは今からコツコツ情報収集にあたってください。長い目で見て、高校入試の傾向と対策を知ることで準備すべきことが見えてくると思います。
【最後に】
KATEKYOでは常に最新情報を収集し、それを先生方と共有、さらに完全マンツーマンというスタイルで生徒さん一人ひとりに合わせて対策を行っています。受験は意識した時期が早ければ早いほど、有利に進めることが可能となります。変わると決まっている高校入試に向けて、今から少しずつ対策を始めましょう。KATEKYOはそんな皆さんを全面的にバックアップします!
▶新たな入学者選抜制度導入に係る今後の対応について(長野県教育委員会発表)