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令和6年度 長野県高校入試 傾向と対策(国語)

令和6年3月6日(水)実施の長野県高校入試後期選抜の傾向分析をしました。

今回は国語です。

【問一】論説文 知覚と直観の比較 配点31点(昨年34点)

配点は昨年よりも3点減少し、設問数も昨年よりも1問減り6問になりました。出題される問題の流れは大きな変化はありませんでした。しかし、(6)の条件作文問題の字数は昨年と同様の70〜90字でしたが、昨年よりも抽象的な出題がされました。昨年は3つの道具の中から一つを選んで書き進めることができましたが、今年は具体的な例から全てを自分で考えて、書き進める必要がありました。普段から「具体的な部分と抽象的な部分」を意識して読み進めているかを問われている傾向が強まり、難しいと感じた受験生が多かったのではないでしょうか。

【問二】実用的文章 充実感と達成感 配点18点(昨年18点)

配点、設問数ともに昨年からの変化はありませんでした。しかし、資料の数が昨年の4つから3つに減少しました。資料を読んで考えを記述する設問の文字数が、昨年は40字以上50字以内で、今年は55字以上65字以内へと増加しました。文字数が増加しましたが、これまで長野県の過去問にしっかりと取り組んでこれた受験生は柔軟に対応できたでしょう。

【問三】漢字 同音異義語 配点9点(昨年6点)

漢字の出題形式は昨年と同様の「同音異義語」でした。設問数は3問と昨年からの変化がありませんでしたが、配点にて変化がありました。昨年は誤と正の両方が正しい場合のみが正答でしたが、今年は「誤のみ正答で1点、誤と正ともに正答で3点」になりました。分かるところだけでも答えるという意識が点数に繋がりやすくなりました。

【問四】古典 枕草子 配点18点(昨年19点)

配点は昨年から1点下がり、設問数も昨年から1問減りました。各設問の解答に至るまでのヒントが要所に書かれていたため、答えを導きやすかったのではないでしょうか。記述問題ですが、昨年の文字数は20字以上25字以内でしたが、今年は30字以上40字以内となり、文字数が増加しています。選択肢を何となく選ぶのではなく、内容をしっかりと理解したうえで、言語化する能力の必要性が高まってきています。

【問五】小説文 吹奏楽の部活 配点24点(昨年23点)

配点は昨年から1点増加し、設問数も昨年の6問から7問へと増加しています。(1)では熟語の構成、(2)では慣用句の意味が問われました。それらは知識を問う問題であり、確実に得点しておきたい問題です。(5)と(7)では記述問題が出題されましたが、昨年同様のパターンに類似しており、記述の練習をしてきた受験生は十分に書くことができたでしょう。「場面状況ごとの登場人物の心情の変化を押さえながら読む」という小説文を読む時の必須の能力は、今後も伸ばしていくことが必要です。

【総括と来年に向けた対策】

・大問構成に関しては例年通りであり、大きな変化はありませんでした。難易度に関しても大きな変化はなかった印象です。しかし、大問二(3)や大問四(3)のような「話の流れを考慮して解く」問題が出されました。これは昨年にはなかった傾向であり、大学入試の共通テストにも類似しています。一文ずつの細かな視点と段落ごとの大きな視点を使い分けて読み進める練習をしていくことが必要になります。

・記述問題が短いものから長いものまで含めると12問ありました。昨年は8問であったことから、理解したことを言語化する能力が強く求められるようになっています。過去問演習の時から、記述問題を避けずに練習を重ねることが大切です。丸つけの際には、「考え方の筋道は合っていたのか」「記述の根拠は合っていたのか」を解説から理解するようにしましょう。解答までの考え方の過程を真似していくことが、記述問題の得点アップに繋がります。

・長文読解が苦手な受験生は、まずは短文読解(小学生向きでも可)に取り組むと良いでしょう。短い文章の中で「対比」や「具体例とまとめ」などを意識して読めることが先決です。それができるようになってくると、長文になったとしても大切な要素を意識しながら読解ができるようになります。

・国語で高得点をとっていきたい受験生は、長野県の過去問はもちろんのこと、色々なジャンルの文章読解に取り組んでいきましょう。多くの分野の文章に触れていくことで、解き方と共に関連知識を身につけることができます。豊富な知識を備えておくと、文章を読みながら内容を理解していくスピードが速まります。時間制限内で読み切る速さを身につけるためにも、あらゆるジャンルの文章に触れていきましょう。

▶令和6年度後期選抜学力検査問題(教育委員会HP)

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