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センター試験2019~英語編~(KATEKYO学院吉田校)

皆さん、こんにちは。

 

 

2020年の試験を以て、センター試験が終了となります。

新受験生は、否が応でも結果を出さなければなりません。

 

そこで、今年のセンター試験の振り返りをしましょう。来年のセンター試験の対策の糸口になればと思います。

 

まずは第1問の発音・アクセントについてです。

比較的識別しやすい問題が多かったと思います。

A問3だけ、難易度が高かったといえます。

①stone②story③total④vote

下線部の発音が異なっているものはどれか、という問題です。

カタカナで既に①「ストーン」②「ストーリー」③「トータル」と馴染みの深いものになっています。

したがって、④番が異なっていると思いそうですが、正解は②になります。

英語が身近になった分、正確な英語の発音を意識しなければなりません。

 

続いて第2問の文法問題です。

A問題の選択肢に登場している単語で、特に難しい単語はありませんでした。

いずれも基本単語のみです。それだけに、文全体の構造・意味を正確に把握できないと、誤答につながってしまいます。

B問題の問1,2は比較的易しめといえます。問3が少々厄介だったのではないでしょうか。

形式主語とmakeのSVOCの用法が組み合わさっていました。

C問題はすべて、会話全体の意味を考えないと誤答してしまう問題でした。

従来は、文法的に選択肢を消去しきれるケースが多かったのですが、今年はそうはいきませんでした。

普段から、文法問題でも、意味を考えて解く練習も必要になりそうです。

 

次に第3問です。

A問題は、特に変化がなく、不要文除去の問題でした。

急ぎすぎると、問3だけ、慌てて③を選んでしまいそうですが、落ち着いて④までしっかり読みましょう。

B問題はお馴染みの討論問題でした。

選択肢が従来の文から語句に変わっていました。

与えられるヒントが少なくなるので、直前の文章の内容をこれまで以上に正確に捉える必要があります。

一方で、解答の根拠として参考にするべき範囲が狭められたとも言えます。

普段からパラグラフリーディングや速読練習を心掛けていた学生からすると、難易度は低かったと言えそうです。

 

続いて第4問を考えてみましょう。

A問題では資料の読み取りが、B問題ではパンフレットの読み取りが出題されました。

従来の試験では、この第4問がなかなかの鬼門でしたが、今年に関しては、そうでもなかったと感じた学生も多かったと思います。

A問題での資料の読み取りは、本当に資料中の数字を読み間違えなければ、確実に得点できる問題です。

B問題の料金計算も、面倒な割引計算もなかったので、選択肢は選びやすかったはずです。

A・B問題ともに、「設問文の内容が正確に理解できていれば答えられる」と言えます。

日頃から、「何を聞かれているのか」「何を答えればよいのか」を意識して英文を読んでいきましょう。

 

次は第5問です。

昨年度の「宇宙人の手記」とは打って変わって、主人公の正体が明らかになっていて、非常に読みやすかったのでないでしょうか。

文章、設問の難易度もそれほど高くはありませんでした。

しかも、問4がbug-freeの意味を答える問題でした。

似たような表現として、smoke-freeがあります。意味は「禁煙」ですね。このfreeは「~から逃れて」「~がない」のような意味を表します。

このことを知っていれば、③No bugs can be found.を本文を読まずに選ぶことができ、大幅な時間短縮ができます。

freeに限らず、英語で書かれた看板、案内などは身の回りにたくさんあります。それらを把握しておいて損はないですね。

 

最後に第6問です。

B問題が、各段落の最初の一文目のみで確定できました。かなりの時間短縮につながったと思います。

A問1はimperativeと同じ意味の単語を選べという問題です。知っていれば、②のessentialを一瞬で選べますが、知らなかったとしても、

比較的簡単に本文から推測可能でした。

問2以降も本文から解答の根拠が探しやすく、全体的に易しめだったと言えます。

また、その気になれば、問2以降はB問題を参考にすれば、本文を読まずに正解することも可能でした。

 

 

~来年度に向けて~

センター試験は、かなりの速力が求められます。

スピードを支えるのは、語彙力文法力です。

まずは、日頃から、発音を意識して、単語練習をしましょう。

文法に関しては、例えば「関係詞」なら、それだけを復習するのではなく、「関係詞」を使った文全体にも注意を向けましょう。

つまり、各文法を使った構文に目を向けていきましょう。

また、長文を早く読むためには、パラグラフリーディングスラッシュリーディングの練習も欠かせません。

 

やらなければならないことが多いです。

上記のいずれも、一朝一夕に身に付くものではありません。毎日コツコツと根気よく練習していきましょう。

「勉強方法がわからない」「何を優先したらいいんだろう」など、不安があれば、遠慮なくご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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