上田駅前校
長野県教育委員会が県内中学校・高校 文化部活動方針を発表【KATEKYO 上田駅前校/長野県家庭教師協会】上田市 塾 部活動 社会体育 高校受験 大学受験
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上田市、東御市、坂城町、
長和町、青木村のみなさんへ
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長野県教育委員会は12月23日(月)に行われた定例会議で、長野県内中学校・高校の文化部において、休養日や活動時間の基準を盛り込んだ活動方針を発表しました。
以前は「教育県」と言われていた長野県ですが、近年では「部活県」となってしまっています。現在長野県が抱える部活動関係の問題は山積しています。
例として
・部活動の比重が大きくなっており、中学・高校共に学力(進学実績)の低下がみられる。また、学業に注力したい生徒も少なくないが、一部の熱心すぎる保護者の影響から部活動を欠席することが難しくなっている。
・以前より基本朝練は禁止となっているが、様々な理由を付け朝練を行っている中学・高校が後を絶たない。
・部活動の長時間化によって、生徒や家庭への負担が増えており、また生活リズムが崩れてしまっている。
・「社会体育」や「課外活動」が部活動の延長として行われてしまっている。併せて、生徒がけがをした時などの責任の所在があいまいになっている。
・教員の働き方改革も進める必要があるが、一部の熱心すぎる保護者や部活動OBの声もあり顧問が板挟みとなる例が出てきている。
などです。
上記のような問題から、この度、長野県教育委員会では「スチューデント・ファースト」の理念に基づいた部活動の活動方針を発表しました。
方針の概要は以下の通りです。
【中学校 文化部活動方針】
①学期中は週当たり2日以上の休養日を設ける。
※平日は少なくとも1日、土日は少なくとも1日以上を休養日とする。週末に大会やコンクールへ参加した場合は、休養日をできるだけ他の週末に振り替える。
②長期休業中は、休業期間の半分以上の休養日を設定する。また、生徒が十分な休養を取り、部活動以外にも多様な活動を行うことができるように、できる限り平日に行うように配慮するとともに、ある程度長期のオフシーズンを設ける。
③1日の活動時間は、長くても平日は2時間程度、学校の休業日は長くとも3時間程度とする。
④朝練は原則として行わない。
【高校 文化部活動方針】
①学期中は週当たり2日以上の休養日を設ける。
※平日は少なくとも1日、土日は少なくとも1日以上を休養日とする。週末に大会やコンクールへ参加した場合は、休養日をできるだけ他の週末に振り替える。
②長期休業中の休養日の設定は、原則として学期中に準じた扱いとする。また、生徒が十分な休養を取り、部活動以外にも多様な活動を行うことができるように、できる限り平日に行うように配慮するとともに、ある程度長期のオフシーズンを設ける。
③1日の活動時間は、平日及び学校の休業日ともに長くても3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。
当塾で保護者の方や生徒さんと面談や進路相談をしていると、「せっかくここまで部活を頑張っているのだから〇〇大会に出れるように応援したい」「勉強では得られない経験が部活動では得られる」「部活動で疲れ果てていて、うちの子が勉強しない」など、部活動と学業の兼ね合いについて様々な意見がでてきます。。
しかし、客観的に今の部活動を見ていて感じることは「やりすぎではないか」という点です。中学・高校の部活動を見ると、平日は社会体育と銘打って遅くまで活動し、土日も両日部活動。ひどい学校になると、毎日朝練を行ったりテスト前でも部活動を行っていると聞きます。それほど生徒さんに負荷をかけておきながら、入試が近くなると「この評定では〇〇高校は受験できない」「国公立大は諦めなさい」と教員は簡単に言う。志望校合格が厳しくなっていることが分かるのであれば、学校側は早い段階でしっかり生徒さんや保護者に将来の展望を伝えるべきであると考えます。それを伝えた上で、部活動を取るのか、文武両道で行くのか、部活動を諦め学業に専念するのかをご家庭に決めてもらうというのが本当の進路指導ではないでしょうか。
他県の進学校(高校)では、学業の成績が落ちてくると部活停止や退部処分にする学校も少なくありません。それだけ現在の大学受験が厳しくなってきているということです。
もし皆さんに、「現役で国公立大に合格したい」「何としてでも〇〇高校に合格したい」という夢や目標があるのであれば、部活動との付き合い方を考える必要があります。今回、長野県教育委員会がやっと動きましたが、生徒さん個人やご家庭でも今一度、部活動と学業について話し合っていただき、充実した学校生活になること、また後悔のない進路選択ができることを祈るばかりです。
☑長野県教育委員会 ホームページリンク
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