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★SDGs(持続可能な開発目標)とは 【KATEKYO 上田駅前校/長野県家庭教師協会】 長野県 高校入試

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上田市、東御市、坂城町、

長和町、青木村のみなさんへ

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みなさんは、昨年の高校入試の社会で出題された「SDGs(持続可能な開発目標)」をご存知でしょうか。

このSDGs、皆さんの将来に大きな関係があるものなんです。しかも、近年高校入試や大学入試でもSDGsに関する問題が多く出題されています。

今回は「SDGs(持続可能な開発目標)」について解説したいと思います。

 

 

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(Sustainable Development Goals)とは2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。MDGsは「極度の貧困や飢餓の撲滅」や「乳幼児死亡率の削減」など主に途上国の支援を目的とする内容でした。もちろんその取り組みで目標策定から15年間で一定の成果を上げました。しかしながらその15年間の中で、「環境汚染」や「気候変動」、「頻発する自然災害」など新たな課題が生じました。そこで、2015年9月に国連で開かれたサミットの中でMDGsに変わる国際社会共通の目標としてSDGsが策定されました。SDGsは、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

 

17のゴールとは?

 

 

ではそのSDGsで策定された17のゴールとは何か、確認してみましょう。

 

目標1[貧困]

あらゆる場所、あらゆる形態の貧困を終わらせる。

 

 

目標2[飢餓]

飢餓を終わらせ、食糧安全保障及び栄養の改善を実現し、持続可能な農業を促進する。

 

目標3[保健]

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

 

目標4[教育]

全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

 

目標5[ジェンダー]

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

 

目標6[水・衛生]

全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。

 

目標7[エネルギー]

全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保する。

 

目標8[経済成長と雇用]

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の暗算且つ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

 

目標9[インフラ、産業化、イノベーション]

強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。

 

目標10[不平等]

国内及び国家間の不平等を是正する。

 

目標11[持続可能な都市]

包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

 

目標12[持続可能な消費と生産]

持続可能な消費生産形態を確保する。

 

目標13[気候変動]

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。

 

目標14[海洋資源]

持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。

 

目標15[陸上資源]

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

 

目標16[平和]

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。

 

目標17[実施手段]

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

 

SDGsに向けた日本の取り組み

ではSDGsに対する日本国内の取り組みはどうかというと、国内では関係省庁が連携し政府一体となった取組を可能にする新たな国の実施体制として、2016年5月に内閣に持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を立ち上げました。推進本部では政府内だけではなく、行政、NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関、各種団体と連携をとり、オールジャパンでSDGsに積極的に取り組むと宣言しています。

 

日本が取り組むべき8つの優先課題(5つのP)

SDGsが掲げる17のゴールのうち、特に日本が取り組むべき重要課題を「5つのP」として例示しています。

<5つのPの内容>

People

1:あらゆる人々の活躍の推進

2:健康・長寿の達成

Planet

3:成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション

4:持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備

Prosperity

5:省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会

6:生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

Peace

7:平和と安全・安心社会の実現

Partnership

8:SDGs実施推進の体制と手段

 

SDGsと長野県

SDGs推進本部では、自治体によるSDGsの達成に向けた優れた取り組みを提案する29都市を「SDGs未来都市」として選定しました。そこで長野県は県として未来都市認定を受けています。長野県では「信州SDGs」と銘打って「信州食の地消地産の推進」や「地域公共交通最適化の促進」などに取り組んでいます。その中には学びの分野の取組として「信州つばさプロジェクト」や「信州環境カレッジ」などが含まれています。

☑”信州SDGs”の推進 リンク

☑信州つばさプロジェクト リンク(Facebook)

☑信州環境カレッジ リンク

 

「知らなかった」じゃ済まされない。SDGsと受験との関係

2019年3月に朝日新聞社が行ったSDGsの認知度調査結果で「SDGsという言葉を聞いたことがある」と答えた人は19%とまだまだ世間の認知度は低い状況ですが、受験業界でのSDGsへの対策は急務となっています。

まず、中学受検に関してですが、2017年度入試から全国の主要中学の受験問題でSDGsに関する設問が導入されていますし、大学受験の小論文などでもSDGsが掲げる日本や国際社会が抱える問題に対して、自分の考えを書かせる設問が多く出題されています。さらに高校入試では、上記の通り、2019年度の長野県の高校入試【公民】でSDGsがそのまま出題されました。

受験という視点で見たとき、若い世代も国際社会が抱える問題点を理解し解決に向けて取り組めるようにするため、今後この流れはさらに加速すると考えられています。そのために生徒の皆さんができる対策として、まずは『新聞を読み外の世界とつながる』ということが非常に重要となってきます。記述問題が増えている昨今、知識があったとしても自分の考えを記述できる力がないと得点にはつながりません。「新聞を読み、世界が抱える問題や課題を知り、それに対して自分の考えを述べる」。この力は一朝一夕で身につけることは困難です。すこしずつでいいので、新聞に触れるようにしてみてはいかがでしょうか。

☑長野県高校入試問題 社会 リンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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