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平成31年度 屋代高校附属中学校 適性検査 傾向と対策 【KATEKYO 上田駅前校】

12月1日(土)に県内公立中高一貫校の入学者選抜(適性検査)が実施されました。

問題内容が公表されましたので、来年以降受験予定の方へ今後意識しておくべきポイントをまとめました。

ご一読いただき、受検勉強のご参考にしていただければ幸いです。

 

<適性検査Ⅰについて>

①「資料の読み取り」と「処理のスピードアップ」の養成

膨大な量の資料を読み取り、そこから問題点を考察し改善点を見出す力の養成が必須です。これは新学習指導要領、大学入試改革のテーマとなっている「問題解決に向けて、構想・見通しを立てること」を意識していると考えられます。このような問題は過去問での対策だけではなく、最新の他県問題に取り組んでみるとよいかもしれません。

 

②日常生活の「?(ハテナ)」にどれだけ気づけているか

「どんどやき」、「味噌」、「環状交差点」など、日常生活に密着した設問が多く出題されています。問題自体はその言葉や文化を知らなくても文章を読み解けば答えにたどり着ける設問となっています。しかし、どんどやきや環状交差点を知らずに解くよりは知っていて問題に向き合うほうが解きやすいのは明らかです。これは幼少期から保護者の方がお子様にどれだけ声掛けをしてきたがが重要です。「なんでどんどやきってまゆだまを作るのかなぁ?」「環状交差点ってなんでこの形になっていると思う?」など、お子様の探求心をくすぐるような質問を日常生活の中でしてあげてください。※東信地区の環状交差点は軽井沢町内にあります。

 

③「論理的思考力の養成」と「言語事項対策」

適性検査に臨むにあたり、論理的思考力の養成は必須となっています。論理的思考力とは「道筋をたてて物事を理解する能力」です。この能力は一朝一夕で身につく能力ではなく、長期間をかけ養成していく能力です。しかもこの論理的思考力は受検(受験)だけでなく、今後生きていく中で必ず必要となる能力です。小5の皆さんでもあと1年あります。今から対策を始めればまだ間に合いますので今日から取り組んでください。また「言語事項対策(語彙力、文法、指示語)」も忘れずに行ってください。

 

<適性検査Ⅱについて>

①物事の原理・原則の定着

「霜の発生」「天体の動き」「温度による物質の変化」など、物事の原理・原則がわかっていることが前提とされている設問が出題されています。そのため、まずは「生物・化学・物理・地学」の基礎知識を定着させることが必須です。また基礎知識の丸暗記だと通用しない設問も見られるので周辺知識も合わせて覚えることが重要です。

 

②理数分野の公式の定着

これも①同様前提となりますが、小学校の算数で学ぶ公式は必ず定着しておくことが必須です。また、公式を知らなくても「与えられたヒントから何を使えば出題されている答えを導くことができるか」に気づけるかも重要です。これは普段から単純な計算問題だけではなく、単純な計算問題をわざと文章にした一行問題、他県の過去問などの長文問題を繰り返し解き、普段から発想力・直感力を育てておくことが重要です。特殊算の練習をしておくのもよいかもしれませんね。

 

<さいごに>

上記に適性検査Ⅰ・Ⅱについての対策をまとめましたが、もう1つ重要なことがあります。それは『ふるさと、長野県を知る』ということです。今回も、「味噌」「地域の祭り(長野びんずる・上田わっしょい)」「信濃の国」「碓氷峠」などさまざまな長野県に関する設問が出題されました。また適性検査Ⅱに出てきた与謝蕪村も下諏訪町に俳句を残していることでも有名です。地域を知るためにはお子様だけでは難しく、やはり親御さんのサポートがあってのことだと思います。勉強だけにならないようにご家族で地域の行事にも積極的に参加し、親子で楽しみながら知識を深めていくというのが本当の学びではないでしょうか。また、地域を知るためには信濃毎日新聞のヤングジャーナルや子供新聞もお勧めです。最近新聞の購読率が低下傾向にありますが、ネットニュースでは得られない情報が新聞にはたくさん詰まっています。文字に触れるという意味でも、新聞を購読していないご家庭はご購読をお勧めします。

 

中学受検(受験)についてご不明点などございましたら、ぜひKATEKYO学院 上田駅前校までご相談ください。

電話:0268-24-1515(担当:栁沢)

 

 

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