長野大通り校
センター試験2019~数学ⅡB編~(KATEKYO学院長野駅前校)
みなさん、こんにちは。
センター試験2019振り返りの第3弾は、数学ⅡBです。
毎年多くの受験生を苦戦させる数学ⅡBですが、今年も「難しかった」「最後までできなかった」といった声を聞きます。
解答の形を見ただけで嫌になりそうな問題もありましたね。
実際、第3問の数列の難易度の高さはかなりの物でした。
数学ⅡBで9割以上取りたかった学生にしてみれば、まさに鬼門だったでしょう。
一方で、例えば「7~8割取れれば良し」という学生からすれば、思いのほか、難易度は高くなかったのではないでしょうか。
確かに数列はかなり難しかったと思いますが、他の問題はどうだったでしょうか。
数学ⅡBの問題構成は、第1問「三角関数」「指数・対数関数」、第2問「微分・積分」、第3問「数列」、第4問「ベクトル」となっており、配点は順に、30点、30点、20点、20点となっています。
数列を除いても、80点を取れるようになっています。
今年の試験で、第1,2,4問で満点を取ることが不可能だったか。決して不可能ではなかったと思います。
第1問と第4問は、模試で繰り返し出題されている内容でした。
センター試験用の問題集をたくさんやってきた学生からすると、俗に言う「作業ゲー」だったのではないでしょうか。
出題内容は基本的なものでした。教科書の内容をしっかりと理解し、チャート等で復習をし、センター試験用の問題集等で対策を立てたいですね。
第2問では、解答の形を見て圧倒された人は少なくなかったと思います。
とにかく文字の数が多かったですね。
一見複雑に書かれてはいますが、問題をよく見ましょう。
「直線の方程式をxとy以外の文字を使って表せ」「その直線のxとy以外の文字の値を特定せよ」
設問分を要約すると、ほぼほぼこういうことです。
曲線の接戦に関する問題だと認識し、手順通りやっていけば、さほど苦労せずに得点できたはずです。
積分による面積計算は、基本的なものがたった1問出題されただけでした。
センター試験は、最初からやらなければならないという決まりはありません。
今年に関しては、第1問→第2問→第4問→第3問という順番で解くと、効率よく得点を稼げたのではないでしょうか。
来年の試験では、また違った難易度で出題されるでしょう。
まずはどの問題が解けそうかを判断しましょう。
そのためにも、第1問~第4問まで、基礎学習をしっかりと行いましょう。