長野大通り校
センター試験2019~英語編~(KATEKYO学院長野駅前校)
皆さん、こんにちは。
センター試験が終わり、SNS等で色々な話題が出ていますね。とりわけ目を引くのが、リスニング四天王でしょうか。
最初見た時のインパクトは凄まじいものがありました。
さて、平成最後のセンター試験が終わり、来年の試験を以て、センター試験が終了となります。
来年受験する学生は、否が応でも結果を出さなければなりません。
そこで、今年のセンター試験の振り返りをしましょう。来年のセンター試験の対策の糸口になればと思います。
まずは第1問の発音・アクセントについてです。
比較的識別しやすい問題が多かったと思います。
A問3だけ、難易度が高かったといえます。
①stone②story③total④vote
下線部の発音が異なっているものはどれか、という問題です。
カタカナで既に①「ストーン」②「ストーリー」③「トータル」と馴染みの深いものになっています。
したがって、④番が異なっていると思いそうですが、正解は②になります。
英語が身近になった分、正確な英語の発音を意識しなければなりません。
続いて第2問の文法問題です。
A問題の選択肢に登場している単語で、特に難しい単語はありませんでした。
いずれも基本単語のみです。それだけに、文全体の構造・意味を正確に把握できないと、誤答につながってしまいます。
B問題の問1,2は比較的易しめといえます。問3が少々厄介だったのではないでしょうか。
形式主語とmakeのSVOCの用法が組み合わさっていました。
C問題はすべて、会話全体の意味を考えないと誤答してしまう問題でした。
従来は、文法的に選択肢を消去しきれるケースが多かったのですが、今年はそうはいきませんでした。
普段から、文法問題でも、意味を考えて解く練習も必要になりそうです。
次に第3問です。
A問題は、特に変化がなく、不要文除去の問題でした。
急ぎすぎると、問3だけ、慌てて③を選んでしまいそうですが、落ち着いて④までしっかり読みましょう。
B問題はお馴染みの討論問題でした。
選択肢が従来の文から語句に変わっていました。
与えられるヒントが少なくなるので、直前の文章の内容をこれまで以上に正確に捉える必要があります。
一方で、解答の根拠として参考にするべき範囲が狭められたとも言えます。
普段からパラグラフリーディングや速読練習を心掛けていた学生からすると、難易度は低かったと言えそうです。
続いて第4問を考えてみましょう。
A問題では資料の読み取りが、B問題ではパンフレットの読み取りが出題されました。
従来の試験では、この第4問がなかなかの鬼門でしたが、今年に関しては、そうでもなかったと感じた学生も多かったと思います。
A問題での資料の読み取りは、本当に資料中の数字を読み間違えなければ、確実に得点できる問題です。
B問題の料金計算も、面倒な割引計算もなかったので、選択肢は選びやすかったはずです。
A・B問題ともに、「設問文の内容が正確に理解できていれば答えられる」と言えます。
日頃から、「何を聞かれているのか」「何を答えればよいのか」を意識して英文を読んでいきましょう。
次は第5問です。
昨年度の「宇宙人の手記」とは打って変わって、主人公の正体が明らかになっていて、非常に読みやすかったのでないでしょうか。
文章、設問の難易度もそれほど高くはありませんでした。
しかも、問4がbug-freeの意味を答える問題でした。
似たような表現として、smoke-freeがあります。意味は「禁煙」ですね。このfreeは「~から逃れて」「~がない」のような意味を表します。
このことを知っていれば、③No bugs can be found.を本文を読まずに選ぶことができ、大幅な時間短縮ができます。
freeに限らず、英語で書かれた看板、案内などは身の回りにたくさんあります。それらを把握しておいて損はないですね。
最後に第6問です。
B問題が、各段落の最初の一文目のみで確定できました。かなりの時間短縮につながったと思います。
A問1はimperativeと同じ意味の単語を選べという問題です。知っていれば、②のessentialを一瞬で選べますが、知らなかったとしても、
比較的簡単に本文から推測可能でした。
問2以降も本文から解答の根拠が探しやすく、全体的に易しめだったと言えます。
また、その気になれば、問2以降はB問題を参考にすれば、本文を読まずに正解することも可能でした。
~来年度に向けて~
センター試験は、かなりの速力が求められます。
スピードを支えるのは、語彙力と文法力です。
まずは、日頃から、発音を意識して、単語練習をしましょう。
文法に関しては、例えば「関係詞」なら、それだけを復習するのではなく、「関係詞」を使った文全体にも注意を向けましょう。
つまり、各文法を使った構文に目を向けていきましょう。
また、長文を早く読むためには、パラグラフリーディングやスラッシュリーディングの練習も欠かせません。
やらなければならないことが多いです。
上記のいずれも、一朝一夕に身に付くものではありません。毎日コツコツと根気よく練習していきましょう。
「勉強方法がわからない」「何を優先したらいいんだろう」など、不安があれば、遠慮なくご相談ください。