長野大通り校
高校入試で求められる数学力とは?
中学生・保護者の皆さん、こんにちは。
現在、高校入試では、設問文が非常に長くなってきています。
そのため、何を問われているのかを判断するのが難しくなってきています。
また、ただ計算結果のみを答えるのではなく、「なぜそうなるのか」を記述する問題も出題されています。
しっかりと数学を理解しているか、論理的に物事を考ることができるかが鍵となります。
突然ですが、以下の計算問題、どのようにして解きますか?
(a+4b)(a-4b+3)
「共通部分がaのみで、置き換えができない」
「項が3つもある展開公式なんて知らない」
「分配法則を使うしかないじゃん」
そう思った人のために、ヒントです。
こうしてみたらどうでしょうか?
(a+4b){(a-4b)+3}
これで、分配法則を利用して、(a+4b)(a-4b)+3(a+4b)となりますね。
あとは、展開公式を利用して、a²-16b²+3a+12b=a²+3a-16b²+12bとなります。
このやり方で計算しなければダメだというわけではありません。
ちょっとした工夫で、計算がしやすくなることがあるのです。
「この程度なら、別に工夫しなくてもいいんじゃない?」と、思うかもしれませんね。
それでも、大なり小なり、普段から論理的に考えるということを心がけていくことが、大切です。
その積み重ねが、入試で活かされます。