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★総合テストとは?どんな準備が必要?【KATEKYO 村井駅前校】長野県 高校入試

みなさんこんにちは。村井駅前校の廣岡です。

春になり、入塾希望の方の問い合わせが増えており、連日入塾に向けた教育相談を行っています。その中で、新しく中学3年生になるみなさんともお話するのですが、そこでほぼ必ずと言ってよいほど「総合テスト」の話は出てきます。今回は「総合テストとは何か」「総合テストに向けた準備はどうすればよいのか」に触れたいと思います。

 

総合テストとは

総合テストとは何かというと、長野県内の公立中学校で中学3年次から行われる公立高校入試に向けたテストのことです。長野県内の地区によって差はありますが、3学期制の中学校だと「中学3年生の2学期」から従来の定期テストから総合テストという形に変わります。定期テストとの主な違いは「出題範囲」です。定期テストの出題範囲は、基本的には「前回の定期テストから次の定期テストまでに習った範囲」となりますが、総合テストは「入学してからの全範囲」での出題となります。

 

総合テストは難しくなる?

長野県内の中学生は中学2年から3年に進級するタイミングで、中学校の先生から総合テストのことを伝えられます。その内容が全中学校ほぼ共通で「総合テストは難しくなるぞ!平均点が50点から100点下がるからな!」というものです。KATEKYOに教育相談にくる生徒さんにその話をすると、中学校の先生からその話はされているものの、信じていない生徒さんも少なからずいます。実際、総合テストで本当に平均点が下がるかというと…確実に下がります。どの程度難しくなるのでしょうか。

 

総合テストの難度

総合テストの難度は「高校入試レベル」です。一言に高校入試レベルと言われてもなかなかピンとはこないですよね。そこで私はいつも教育相談に来た生徒さんに実際の高校入試を見てもらうようにしています。

令和5年度 長野県高校入試 リンク

いかがでしょうか。みなさんが現在解いている定期テストとは明らかにレベルが違いますよね。実際の高校入試は、問題量が増えるだけではなく、定期テストのような一問一答の問題は減り、「思考力を問うような問題」や「記述問題」が激増します。ほとんどの中学生が定期テストとの違いに戸惑い、結果平均点が大幅に下がるのです。

 

総合テストで点数を落とさないために

総合テストでみんな点数が落ちる中、落ち幅を抑えることができれば相対的に順位は上がります。では、総合テストで点数を大幅に落とさないためにはどうすればよいでしょうか。そのためには「事前準備」しかありません。中学校2年生のみなさんは以下の事前準備を進めてください。

事前準備①:実際の高校入試に触れておく

KATEKYOに教育相談にくるほとんどの生徒さんが、実際の高校入試に触れていません。触れるどころか「見たこともありません」という生徒さんもたくさんいます。何事でもそうですが、試合に臨むためにはまず敵を知ることはとても重要です。入試1年前となるこの春の時期に、まず1度昨年の高校入試に触れてみる、できれば時間を測って習った単元は1度解いてみると良いでしょう。解いてみることで、現在の自分との力の差を知ることができます。入試は1年後ですが総合テストは夏休み明けにやってきます。春休みから夏休み明けまでを逆算すると残り期間は半年しかありません。「今の実力でどれだけ解けるのか」「50分間で解くためにはどれくらいのスピードで解かなくてはいけないのか」などを体感することで、入試本番だけではなく総合テストに向けたイメージもできると思います。

 

事前準備②:受験用教材をなるべく早く完璧にする

中学校2年の12月に各中学校では「整理と対策」や「新研究」などの受験用教材が配布されます。配布された際に、中学校の先生から3回は解くように言われたのではないでしょうか。3回解くというのはただ3回解けば良いというわけではなく、『少なくとも3回は解いて内容を完璧に理解する』ということがポイントになります。中学校で配布される受験用教材は、あくまでも「基礎固めのための教材」です。総合テスト・高校受験に臨むためには、まず中学校3年間で学習する基礎知識を定着させなくてはいけません。そのためにまずは「整理と対策」や「新研究」などの受験用教材をなるべく早く完璧に仕上げることが重要となります。ちなみに、完璧のレベルは「どの問題でもつまづくことなく瞬時に解けるレベル」です。

 

事前準備③:応用問題・記述問題に取りかかる

近年の高校入試は、学習指導要領改訂の影響もあり、『思考力・判断力・表現力』が求められる設問が急増しています。そのような問題は初見で解くのは難しいのですが、事前に類題に触れておくことで解法を身につけることが可能となります。そのため、総合テストがはじまる前に沢山の応用問題や記述問題を解いておき、問題を解く引き出しを増やしておくことが重要となります。とはいえ、基本ができていない状態でいきなり応用問題や記述問題に取りかかっても、ただ解くのに時間がかかるだけで理解にまでは至りません。学校で配布された受験用教材を完璧にしてから、応用問題に取りかかりましょう

 

事前準備の目標ペース

事前準備②および③の目標ペースですが、事前準備②は春休み終了まで。事前準備③は夏休み終了までが理想的です。②についてはかなり大変では?と感じる生徒さんもいるかもしれませんが、年度が変わり春~夏にかけて皆さんはとても忙しくなります。そうです。『中体連』が控えています。5月のゴールデンウイーク明けからは部活動が急激に忙しくなり、最後の大会に向けて練習が追い込みとなってきます。勉強をしたくても体力的に勉強になかなか手がつかない日々が続きます。そして気がつけば1学期の期末テストが終わり、夏休み突入です。そこから事前準備②を終わらせようとしても、もう物理的(時間的)に間に合いません。だからこそ、この春休みまでに事前準備②を完了させる必要があります。ここからは、長距離マラソンのスタートです。中学校2年からKATEKYOに通っている生徒さんはこのペースで学習を進め、とくに進学校を目指す生徒さんはしっかりこのペースを守っています。まだ、受験用教材が真新しくきれいな状態の生徒さんは、今日から総合テスト、ひいては高校入試に向けた準備をスタートしましょう!

 

 

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