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★指定校推薦とは 解説【KATEKYO・小諸駅前校】

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【指定校推薦の特徴】

指定校推薦は私立大学が中心に導入している推薦入試の方式です。大学が指定した高校から、指定した人数を推薦する(指定した特定の高校に推薦枠を与える推薦入試)形式になります。試験は書類選考・面接・小論文で選考されますが、中には面接のみ、書類審査のみの大学もあります。指定校推薦は、推薦枠に対して高校が校内で募集・選考し、出願者を決定します。指定校推薦は専願受験となりますが、合格率ほぼ100%と非常に高いことが特徴となります。

 

【校内選考について】

希望者が枠を上回った場合は、校内選考が行われ推薦受験者が決められます。この校内選考では、評定平均が上位(学力上位層)から選ばれることが多いですが、提出物や授業態度、部活動・委員会での活躍等も選考基準に入ります。

例えば、A君:平均評定が4.2で欠席日数が20日、課題提出率80%。B君:平均評定4.0で欠席日数が2日、課題提出率100%。この二人で校内選考をした場合、B君が選ばれる可能性が高いです。

指定校推薦は大学と高校の信頼関係によって成り立っていますので、普段の授業態度等に不安がある場合は校内選考で落とされてしまいます。ですので、日頃の授業態度についても3年間真面目に過ごすことが大切です。

出願条件・校内選考に用いられる評定は、「高校1年から高校3年の1学期迄」です。他にも、出願条件に「出席日数等の独自の基準」を設ける大学もあります。出席日数に基準を設けている場合は、校内選考でも出席日数が重視されることになります。いずれにしても校内選考を勝ち取るには、3年間努力を続け、高い評定を維持することが最低条件になります。また、「併願・辞退はできない」ので注意が必要です。

 

【入試の時期について】

出願条件は、一般的には7月頃から各高校で作成される指定校推薦一覧表で確認ができます。指定校の枠は3年程度で見直されることが多いので、進路指導室にこまめに通い確認する必要があります。校内選考で9月頃には推薦される生徒が決定し、10月~11月に受験のピークを迎えます。希望する大学の募集があれば、早めにクラス担任の先生に相談をしましょう。指定校推薦は1学部につき1人~3人の枠で「●●大学〇〇学部」と学部まで細かく決まっていることが多いので、希望の学部であるか確認するようにしましょう。

 

【指定校推薦のメリット・デメリットについて】

 指定校推薦は全国の受験者と競争する必要が無いので、競争相手も少なく受験でき、ほぼ確実かつ早期に合格することができます(時には難関大学への進学も)。昨今は難関大学が合格者を減らした為、難関大学を目指していた受験生の一部が中堅大(早慶➡MARCH➡日東駒専・関関同立)を受験するようになりました。志願者数は相変わらず多いのに、合格者が減るので当然倍率が上がります。駒澤大学経済学部に落ちて、早稲田大学政経学部に合格するといった逆転現象も起きています。その為、私大一般入試がより一層難しい時代になっています。

指定校推薦は倍率に関係なく、「一般受験生より早い時期に、より確実な合格切符」を得るチャンスです。しかし、一般入試受験組に比べて、「相対的に学習時間が減少」する傾向があります。これは、12月には合格が決まっているため、共通テスト対策や一般・前期日程等の対策をする必要がなくなることが原因です。

 合格発表後、学習を疎かにしてしまい「入学後に苦労する」パターンに陥る事がよくあります。特に、文系は「数学」、理系では「英語」で単位を落とす人が多い傾向です。しかし、ここで注意しなければならないのは、指定校推薦は「卒業した高校の信頼」を背負っているという点です。指定校推薦の枠は3年程度で見直され、高校と大学の信頼関係により成り立つので、「退学・留年すると指定校の取り消し」があり得えます。高校生活での努力を評価されるのが指定校推薦ですが、その「努力を大学入学後も続けていく」必要があります。

最後に、合格確実な入試といえ不合格になることはあり得ます。筆記・小論文対策や面接対策をしっかりと準備をする必要があります。指定校推薦だからといって油断せずに、最後までしっかりと準備をしていきましょう。

 

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