小諸駅前校
長野県高校入試 傾向と対策2019〈社会〉【KATEKYO学院 小諸駅前校】
3月6日に
県内公立公立高校の後期選抜が実施されました。
問題内容が公表されましたので
来年以降受験予定の方へ
今後意識しておくべきポイントをまとめました。
新中3生の皆さんはご一読いただき
受験勉強のご参考にしていただければ幸いです。
今回は、社会を取り上げます。
<社会>
①地理:「資料の読み取り」と「処理」のスピードアップ
近年、問題文がどこにあるかわからないくらい
膨大な量の資料が並べられるのが
長野県の社会の問題です。
記号問題は比較的多めに設問されていますが
処理に手間取ってしまうと
時間が不足する可能性が大きくなります。
知識の習得も必要ですが、資料の読み取りと
処理能力のスピードアップは
必須事項といえるでしょう。
また身につけた知識を活用し、
さらに複数の資料を融合させて解答する
設問が多く出題されています。
複数の資料の要点を読み取る訓練も必須です。
②歴史:「日本史」と「世界史」の知識の融合
歴史も地理同様資料が多く用いられました。
その中で「海外との関わり」という点も
問われるようになってきています。
歴史を学ぶ上で、国内だけの知識だけではなく
同じ時代に海外では
どのようなことが起こっていたのかを知り
そのうえで日本とどのように関わってきたのかを
確認しておくと良いと思います。
また資料の読み取りも地理同様重要課題となっています。
③公民:「基礎知識」の定着
今年の公民は
「SDGs(持続可能な開発目標)」から出題されました。
これは高校生の皆さんには
「大学入試改革で取り入れられる可能性がありますよ」
とお話ししていましたが
高校入試で取り入れられるとは…
と少々驚いています。
地歴同様資料が並んではいますが
基礎知識を問う問題が多いので地歴に比べると
正答率は高めに推移すると思われます。
公民は入試直前に習う単元のため
しっかり定着させていれば得点源として期待できる分野です。
新中3生の皆さんはこれから習う単元ですが
しっかり定着させて1年後の入試に臨んでください。
④資料読み取り(記述)
:社会の問題を捉え、問題解決に向けて
構想・見通しを立てる力の養成
昨年同様、問4は資料の読み取りと記述問題が出題されました。
これは数学の②でも記載しましたが
社会に出たとき即戦力となるために
「問題解決に向けて、構想・見通しを立てる力」
を養成するために出題されています。
文章を書く上では表現力も求められるので
ただ読解するだけではなく、
自分の考えをしっかり述べることができるように
日頃から訓練しておくことが重要です。
KATEKYO学院 小諸駅前校
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