穂高柏矢町校

油断大敵 チート力士 雷電為右エ門に学ぶ心構え

 皆さんは、雷電為右エ門という力士を知っていますか?江戸時代に長野県東御市に生を受けた「最強の力士」です。今風の言葉で表現するならチート力士といったところでしょうか?通算戦績は254勝10敗(勝率96%)とまさに負け知らず。あまりに強すぎて「鉄砲」「張り手」「閂」「鯖折り」が禁じ手に指定されても勝ち続ける、レジェンド。そんな、雷電ですが生涯一の大番狂わせと言われた、黒星。その試合は、取組前から力量の差が歴然だったことから席を立つ観客が多くいたといわれています。誰もが絶対に雷電の勝ちを疑わなかった中、あっけなく負けてしまいました。きっと当時の観客は、99%雷電の勝つと思っていたのではないでしょうか?ですが、遥かに格下の力士に負けた雷電のように、世の中の勝負に絶対はありません。

 夏休みが終わり、模試結果が一喜一憂する日々が始まります。大学入試では、模試結果がS・A判定だからと安心して、センター試験(大学共通テスト)で足元を掬われて、志望校を変更する生徒さんを見かけることがあります。様々な原因はありますが、絶対安心であるとは誰も保証できません。今年は新型コロナウイルスの流行をうけて、個別学力検査を行わない大学が出てきています。少し前の情報になりますが、8/1に横浜国立大学では【例年、前期・後期合わせて7500人を超える出願があり、うち5000人が県外からという。大学で試験を行えば各地からの移動は避けられず、感染のリスクを高めることになると判断した。また、試験を行うとしていた場合、感染状況の変化によっては直前に実施困難になる可能性もあるため、「全国の受験生にこれ以上の心配をかけず、安心して受験準備に集中できるよう、この決定に至った」としている。】と発表がありました。

 このような、流れを見るに大学共通テストの重要性はますます高まっています。本命・併願どちらでも油断や慢心せず、最後まで集中することが勝利につながります。暦の上では既に秋、夏は終わっています。絶対合格するんだ!!という強い気持ちを最後まで机に向かいましょう。

 

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