穂高柏矢町校
6月1日は気象記念日 天気にまつわる基礎知識
6月1日は気象記念日です。1884年(明治17年)の6月1日に、
日本で最初の天気予報が発表されました。当時の天気予報は「天気は変わ
り易し」という表現で発表され、今では考えられないくらい曖昧だったそ
うです。
さて中学2年生で習う天気図ですが、高気圧と低気圧の区別の仕方を忘
れてしまう場合があります。「高気圧」と「低気圧」の違いは、周囲より
も気圧が高い所が高気圧。低い所が低気圧である。このことは、言葉から
予想がつきます。期末テストでよく出る問題は、「高気圧と低気圧の中心
付近の大気の流れの様子を次の図から選べ」という問題です。
正解は高気圧、ウ 低気圧、ア ですね。
(高気圧は、周りに向かって風が吹き出す。低気圧は風が吹き込みます。)
学校では「右ねじの法則」を使って教わることが多いですよね。
低気圧の場合は、右手の親指を立てて親指を上に向けます。親指の向きが
上昇気流を示して、その他の指が風の向き(反時計回りに吹込む)を示します。
高気圧の場合は、右手の親指を下に向けて、下降気流を示して、その他の
指が風の向き(時計周りに吹き出す)を示します。
忘れないように右ねじの法則は覚えておきましょう。
ちなみに、雲の時速は大体時速50kmで動くとされています。安曇野市近隣
では、だいたい15km~30kmくらいが見渡せる距離になります。
学校から帰る時に遠くに雨雲を見つけた場合、15分から30分で雨が降り出す
ことになります。雨雲を見つけたら、寄り道せずに急いで帰れば、濡れずに
家につけることもあるかもしれませんね。