穂高柏矢町校
少しだけ世界史のおはなし (懸賞王に俺はなる!!)
イギリス産業革命において、有名なジョニー紡績機。産
業革命の切っ掛けになったとされ、世界史の授業で一度は
耳にしたのではないでしょうか?
ジョニー紡績機は従来の人力と経験に頼っていた紡績を、
仕組みを単純化し、生産能力を8倍にしました。しかも、
子供でも使いこなせる為、農村を中心に広く普及すること
になりました。その後、より紡糸時に切れにくいミュール
紡績機が発明されると、その役割を静かに譲り渡します。
紡績機誕生には機織り機の進化が大きくかかわっていま
す。1700年代にジョン・ケイが機織り機の改良に成功
しました。その結果、機織りの速度が劇的に向上します。
しかし、糸の生産量は変わらない。需要はあるのに、原材
料がなくて、布が作れない。まさに近代の生じた糸飢饉。
困った、企業は新しい紡糸技術の発明に多額の懸賞金を
かけることにしたのです。つまり、ハーグリーブスのジョ
ニー紡績機、クロンプトンのミュール紡績機は、高額な懸
賞金を目当てに開発されたのです。そして、従来は民家の
片隅で行われていた、紡糸は町工場や大きな工場に場所を
うつして、綿布は世界に広がりました。
さて、日本で製糸と言えば富岡製糸場!!群馬県富岡地
域はこんにゃくの産地としても有名です。となりの下仁田
はネギの産地。暑い日が続くと、ついつい冷たい物を飲ん
でしまい、胃腸が弱りやすいです。こんにゃく、ネギは夏
バテ防止に重要な、食物繊維やアリインが豊富に含まれて
います。
今回は歴史→地理→家庭科へ無理やり話を繋げてみまし
たが、いかがでしょうか。えっ?何が言いたかったか?
それは、色々なことに興味を持ってみてね!!!