穂高柏矢町校
新学期が始まっても、まだまだ寒いです。グスコーブドリの伝記
4月に入っても寒い日が続きました。富山県では、13
年ぶりに4月に積雪が確認されました。地球温暖化って
どこに行ったのでしょうね?
季節外れの寒さとなると、東北地方で6~8月に吹く、
冷たく湿った風「やませ」がありますね。皆さんのお父
さん、お母さんは93年の米騒動を経験していると思い
ます。この米騒動は「やませ」が原因でお米が不作にな
ったことが原因です。
さて、本日の本題の宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」
イーハトーブに暮らす主人公(ブドリ)が、冷害による
飢饉で、両親を失うところから物語が始まります。
その後、様々な苦難を乗り越えて成長していきますが、
再び冷害に見舞われることになります。ブドリは火山を噴
火させて、温室効果ガスを増やし、イーハトーブ全体を温
める方法を提案します。
ピンチをチャンスに変え、新しいことにチャレンジしてい
くブドリ。カッコイイと思いませんか?
新学期が始まり、環境が変わって戸惑うことも多いと思い
ます。雨にも負けず、風にも負けず、色々な経験をしても
らえたらなと思います。
ちなみに、この物語の舞台にあるイーハトーブは岩手県東
部を捩ったものです。宮澤健司は農林高校で土壌学を中心
に学習したのですが、大正時代に既に温室効果ガスの増加
が地球温暖化の原因であることを知っていたんですね。
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