穂高柏矢町校

令和 万葉集って何?

5月1日から、新元号「令和」になります。巷では、令

 

和特需が起きてるそうで、万葉集が売れに売れていると

 

か。令和は初めて日本の古典から選定されました。日本

 

の和歌は「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」が

 

有名ですが、それぞれの特長をご存知ですか?

 

万葉集は、ニュースでご存知の通り、日本最古の和歌集

 

です。誰が、いつ、どのような目的で編纂したのか分か

 

っていません。歌人の出身地も記録されているので、方

 

言学の資料としても重要な和歌集です。

 

古今和歌集は醍醐天皇の勅命で編纂され、紀友則他3人

 

の編纂者によって編纂されました。女性的な優美な歌

 

が多いのが特徴で、全体の4割は詠み人知らずです。

 

新古今和歌集は、後鳥羽上皇の勅命で藤原定家他5人の

 

編纂者により編纂されました。万葉集をはじめとした、

 

和歌集に選ばれなかった和歌から集められたとされてい

 

ます。

 

万葉集に注目が集まっていますが、他の和歌集に目を向

 

けるのも面白いですよ。歌の時代も違えば、編纂者によ

 

って歌の雰囲気も違います。

 

ちなみに、KATEKYOの人は、在原業平の「世の中

 

にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」とい

 

う詩がお気に入りです。現代語では、この世の中に、桜

 

というものがなかったら、春を過ごす人の心はどんなに

 

長閑だろうか。人の心を騒ぎ立てる桜の素晴らしさを詩

 

にしている作品です。

 

新学期、出会いと別れの季節です。沢山のことを経験し

 

て成長していきたいですね。

 

余談ですが、

 

ことわざの「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざ

 

は、何か事が起きると、巡り巡って意外な所に影響が出

 

る。という意味です。まさか新元号で万葉集が売れると

 

は思わないですよね。

 

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